廉価相談所(値段のお安い結婚相談所)は「悪」なのか 敢えて切り込み隊長をしてみる 2
前回考察の続きです。
我々が提供している価値はIBJシステムです!ではしんどいよ、とのお話をしましたが、
それでは、我々が提供している価値はいったい何なのでしょう?考察を進めて参ります。
●我々が提供している価値は「IBJシステム」ではありません。
放っておいたらいつまでも長々書いてしまいそう(すでに続きと称して2回目に突入しているしw)なので先に結論にてお伝えを致しますと、
我々(特に個人でやっている結婚相談所のカウンセラーさん)が顧客へ提供している価値は
・コンサルティング力(顧客を成婚に導く為の道筋を描いてあげること)
・カウンセリング力(顧客でさえ気づいていない価値観や想いを汲み取り、言語化し、気づきを与えること)
・サポート力(ともすると活動が停滞してしまいそうな際に、背中を押し、成婚まで一緒に走り切ること)
であって、
・IBJシステムを提供すること
ではありません。
逆に言えば
・単にIBJシステムを提供するだけでないこれら(上記3つの等の)付加価値がある
と顧客が判断してくれるからこそ、廉価相談所と呼ばれる価格帯の相談所よりも「お高いお値段」にて顧客を獲得できるワケでありまして、
「IBJシステムを売っている」と認識しているのであれば、そりゃあどこも横並びで「おんなじモノを売っている」のですから、その中で一番値段の安い相談所(⇒廉価相談所)に顧客が流れるのは当然です。
●多様性こそIBJの価値だと私は思っています
ちょっとだけお話が「脇から入ってくる」感じになりますが、私はIBJの強みを「多様性」であると考えています。
・組織でやっている相談所もあれば、ニコまり。のように個人でやっている相談所もある
・仲人それぞれを切りだしてみても、いろ~んな考え方・やり方・主義志向の仲人がいるし
・そういう中で、「お安い相談所」もあれば「付加価値重視の相談所(敢えてそう言わせて)」もある
とにかく、いろ~んな個性を持った相談所が1800社、ずらっと並んでいるワケなのです。
なんでコレが強みなのかって?
言うまでも無く、「いろ~んな顧客が参加してくれる」から。
例えばもし、
・価格帯が全く同じだったら
・主義志向が全く同じ仲人しかいない連盟だったら
当然、集まってくる顧客も「それに応じた人」だけになります。
それはすなわち「偏る」ということ。
あっち向いても、こっち向いても、結局似たような人ばっかり。
たまたまそのポイントがアタリの人にとってはパラダイスな環境なのかもしれないけれど、そうでなければ「理想のお相手いないじゃん、、(´・ω・`)」で活動が終わってしまいます。
・いろ~んな個性を持った相談所なり仲人なりが、
・いろ~んな個性を持った会員さんを集めて集団化させているから、
当会へ相談に来て下さった方にも自信を持って「きっと素敵な出会いがありますよ」とお伝えできるのです。
そういう観点から考えてみても、廉価相談所さんって別にいてくれてもいいんじゃないかなぁ?ですし、
何も一方的にワルモノと決めつけなくてもよくない?と思ってしまうんですよね。(;^ω^)
会員さんにとっても「色んな個性を持った方々いるデータベース」って魅力だと思うんですよ。
会員さんに魅力があるなら、それは「価値がある」ということですから、
お値段が安いからってウザいとか言っちゃうのってかわいそうじゃない?なんですよね。
●高級フレンチ店は集客において圧倒的に向いていない
IBJは2018年11月に登録会員数6万名を突破しました。
あれ、10月だったっけ?まぁいいや、とにかく6万人という、我が国屈指の(というよりぶっちゃけ最大の)登録会員数を誇る相談所連盟となったのです。
でね。
やっぱりね。
「結婚相談所に入ろうかな」って考えた時に、
「結局会員が何人いるのよ」って、割と結構それなりに「重要な要素」だと思うんですよね。
私が参加するなら絶対に重要視する。
だってねぇ、人がいない所に行ったって、結婚できなさそうじゃない? (;^ω^)(笑)
多いは多いで「それだけライバルも多い」なので大変なんだけど、
それはそれでそうとしても「やっぱり人数多い方がいいっしょ(;^ω^)」だと思うの。(笑)
でもね。
付加価値重視の相談所であればあるほど、
それだけ1人1人の会員さんに対して掛ける時間が多くなるワケだから、
必然「抱えられる会員数に限界」があるのは当然のお話だと思うんです。
ウチなんて20人しかいないからさ。(;^ω^)(笑)
つまり、付加価値重視の相談所は「連盟のデータベース数を増やす(登録会員数を増やす)という点」においては圧倒的に「足を引っ張っている側」にいるワケでして、
むしろそういう「人を集めてくる」ということに関しては「廉価相談所さん」の方が圧倒的に強いワケなんですよ。
マクドナルドは1日に数百人の顧客が訪れるでしょうケド、高級フレンチ店で数百人が訪れたら確実なるパンクです。絶対にサービスを提供できない。
つまりさ、付加価値型相談所はそれはそれで、「廉価相談所さんにお世話」になっている面も多々ありまして、
言うほどに敵対な関係性では無くて、割といい感じに「相互補完な関係性にある」と思うんですよね。
と、ここでまただいぶ長くなってきたので続きはまた次回に廻させて下さいませ。
次回は「そうは言っても廉価相談所って会員放置じゃね?それはいいのかYO!」について、考察をしてみようかと思います。